「こんにちは」
そこには若い青年がいた。彼の視線の先に中年の男がいた。
「……こんにちは」
足元に視線をやったまま、中年の男は小さく答えた。そして、小さくため息をついた。
「お隣、いいですか?」
中年の男が見上げると、青年の爽やかな笑顔がそこにあった。
とある大きな公園がある。大きいとは言っても、中央に質素な噴水があり、その周りにはいくつかの遊具、そして細長い花壇とグラウンドがあるのみである。人もあまり居ない。遊具で遊んでいる子供が二、三人。そして、噴水の縁に腰掛けている、若い青年と中年の男が居るだけであった。
「……待っているんだ」
さきほど、何をしているのかと訪ねられた中年の男が、そう答える。
「待っているんですか」
若い青年は、中年の男の言葉を繰り返す。そして、あぁそうだと答える中年の男。そして今度は、中年の男が問いかける。
「何を……待っていると思う?」
若い青年は、中年の男の顔を見る。今度は目線が合う。
「恋人ですか?」
少しからかうような感じに、若い青年が答える。中年の男は顔をしかめる。
「そういうんじゃないんだ。そうだな、すぐには思いつかないようなことだ」
その言葉を聞いて、若い青年は目を輝かせる。そして、楽しそうに答える。
「考えてみます」
それから、二人はいくつもの言葉を交わした。けれど、二人は正解にたどり着いてはいなかった。
「……うーん」
「……あー」
「……えー」
「……いやー、違う」
ぶつぶつ独り言をつぶやきながら、若い青年は正解を見つけてやろうと考え込んでいる。数十分、相も変わらず楽しそうに。
そしてふと、若い青年は視線に気付く。いや、視線そのものにではない。中年の男の、何かを求めるような、そんな視線に気付いたのだ。少なくとも、若い青年にはそう感じられた。
「もしかして……僕の答えを待っている。違いますか?」
その言葉を聞いて、中年の男は目線を足元に落とす。大きくため息をつく。そしてゆっくりと答える。
「ああ、そうだ。俺は答えを待っている」
中年の男は続ける。
「こうやって座っていると、おまえみたいに声を掛けてくるやつがいるんだ。たまにだけどな。そして俺は、そういったやつの答えを待っている」
言い終わるとまた、小さくため息をつく。
若い青年は立ち上がった。そして、大きく伸びをした。
「さて」
そう言うと、視線を中年の男に向けた。
「僕はこの辺で失礼します。行く所があるので」
中年の男は笑顔を作り、答えた。
「そうか。時間を取らせてすまなかったな」
「いえいえ、いいですよ」
声を掛けたのは僕ですから、と若い青年は答えた。そして、それでは、と手を軽く上げて、去っていった。
今回もまた駄目だった。ため息をついてしまう。
答えを待っている……か。確かにそれは正解。大いに正解なんだが、違う。違うんだ。俺は、そんな答えが聞くために待っているわけじゃない。じゃあ、何を待っているのか。それが分からない。いや、分からないからこうして待っているのだ。誰かが……誰かが、正解を教えてくれるのを。どうすればいいか、導いてくれるのを。
心の中でつぶやいて、苦笑する。意味が分からないな。それになんて虫のいい話なんだ。
そこで、ふと――なぜか分からないが――さっき話していた青年の、ある言葉を思い出した。
「行くところ……か」
あの青年には、行く所がある。俺には――
とある公園の、質素な噴水。その縁で、中年の男は待ち続ける。
―END―
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8/12の、
第10回 文字を紡ぐ者たちの会「りてら」のために作った小説を投稿してみた。
うん、
「意味が分からないな」
表現の推敲を軽くしただけだから、内容がもうgdgd ハチャメチャ
このネタ自体は、前々から漠然と頭の中にはあったんだけどね。
ただでさえ頭の中で謎な内容だったのに、それを文章で表現したら大変なことに(ry
文章力無いからね、ここ小説に関しては特に。
あと、ぶっちゃけ
やっつけ仕事なんですわ(ぁ
何か書かなくちゃ――という感じで。
……あぁ、まだ前回の 『朝』 の方がマシやわ。。。
ネタとしては、次は
『至高の自殺ネタ』 でいきたいな、と。
次はもう少しまともに書き上げたいなぁ。。。
No title
グッドラックみたい と思った人です←
あたしはこういうの好きだよ^^
でもそうだな、
「今回もまた駄目だった。」〜「導いてくれるのを。」までが
小説っていうより説明って感じがしたから
そこをなんか変えたらいいんじゃないかなって思った。
じゃ、どう変えたらいいの?って言われると出来ないんだけど←
>『至高の自殺ネタ』
気になる笑
りてら、だんだん自殺増えてきてないか?
いいけど怖いなぁ。